『王様と私』舞台美術打ち合わせ
3月10日(土)
デザイナーの土岐研一さんと『王様と私』の舞台美術打ち合わせ。
前回、土岐さんが大変きれいな舞台模型まで仕上げて来てくれたにもかかわらず、演出家は冷酷にもその案を却下した(その経緯はこちら)。その演出家が今回はどんな反応を示すのか、が今日最大のポイントであった。
土岐さんは、怯むことなく、新しい(そしてもちろんきれいな)舞台模型を持参してくれた。そして場面毎に模型を飾り変えながら、デザインのポイントをプレゼンテーションしてくれた。
今回の『王様と私』は、北海道、東北から、東海、近畿まで、ツアーで巡ることが条件付けられている。
つまり、仕込み・撤収に掛けられる時間がタイトであること、トラックの積載量に制約があることがデザインをする上での前提となる。加えて、各地の会場の物理的条件も千差万別と来ている。
その様々な制約の中で、土岐さんは最高に美しくて機能的なデザインを考えてくれた。今日の演出家は、何ひとつ注文を付けることもなく、ただただ感激している様子であった。
今度は演出家が、この素敵な舞台美術に負けない中身を考える番である。素敵な『王様と私』にしなければ。
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コメント
2009年11月、私の誕生日だったのですが、パイレート・クィーンの
稽古場見学会に当選し、入口?で山田さんをお見かけし、
「ジキル&ハイドを再演して下さい」と言えなかった事を、ずーーーっと
悔んでいました。
それが、今、あの震災から約1年という時に大好きなジキル&ハイドが
新しく蘇って観劇できたこと、本当に嬉しく思います。
しかも私の人生観劇回数、199、200、202回目、200回目の時は
思いがけずトークショーまでついてました。
軽部さん司会のトークショーで「チキン」のお話をされた事も懐かしいです。
長々と失礼いたしました。これからもたくさん素敵な舞台を届けてください。
ヴァンパイアも堪能しました!
投稿: rie | 2012年3月20日 (火) 23時57分