『ジキル&ハイド』通信
3月2日(金)
今日は雨。昨日の搬入が好天に恵まれて良かった。
昨日に引き続いてスタッフワーク・デー。大道具をはじめ、照明、音響など、各セクションの仕込み作業が続く。楽屋周りでも、衣裳、ヘア・メイクのチームが初日目掛けて着々と準備を進めている。
『ジキル&ハイド』のアンサンブル・オーディションを行ったのは、昨年の3月14日、15日であった(その時の日記はこちら)。
あの震災の3日後で、まだ電力事情が悪く、鉄道ダイヤも不安定な中でのオーディションであったことを思い出す。延期する、と言う選択肢も無い訳ではなかったのだが、決行した。何かをしないではいられなかったのだ。
続く3月16日の日記(こちら)には、作品名を伏せて「打ち合わせ」のことが記されているが、開催された方の打ち合わせが『ジキル&ハイド』である。
今回の舞台美術のイメージは、3月14日のオーディションの最中に思い付いたものである。そのイメージを16日の打ち合わせでfクリエイティブ・チームに披露した。そのイメージが今日、1年近くの時を経て、現実となって姿を現した。
当時の日記を読み返すと、今こうして仕事に専念できていることすら夢の様である。劇場街に日常が戻っていることに、改めて感謝。
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