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『ジキル&ハイド』通信

1月31日(火)

  ジキルがルーシーと出会うことになるパブ「どん底」。「どん底」前の通りと、それに続く店内の場面を作る。

  「どん底」は、ロンドンの場末、カムデン・タウンにあると言う設定のパブである。パブを名乗っているが、その実態は娼館である。新薬を完成させるのに必要な実験の許可が得られず失意の底にあるジキルを慰めるために、親友のアターソンがジキルを強引に連れて来るのが「どん底」である。ここでジキルは一筋の光明を見出すことになる。
  ジキルの家があるのはリージェント・パークである。ロンドンの地図を見ると、リージェント・パークとカムデン・タウンが目と鼻の先であることが分かる。ロンドンの高級住宅地のひとつであるリージェント・パークと、ロンドンで一番いかがわしい街であるカムデン・タウンは、まるで「表」と「裏」の様な位置関係で存在しているのである。

  今日はまず「「どん底」前の通り」にあるミュージカル・ナンバー「嘘の仮面・リプライズ1」をステージング。その後「連れてきて」をステージング。更に「どん底」前の芝居部分を当たるが、そこで時間切れ。「連れてきて」後の芝居部分は明日に持ち越し。

  「連れてきて」は、『ジキルハイド』では数少ない陽気な場面なので、稽古場自体も陽気で明るいリラックスした1日であった。明日も「どん底」。そしてジキルはある決意を固める。

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コメント

普段は、とても紳士でジキルな山田さんの「ハイドな面」を見せていただける
のを楽しみにしています。

投稿: Yasuko Hata | 2012年2月 1日 (水) 10時05分

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