『ジキル&ハイド』通信
2月27日(月)
オケ合わせ、1日目。
オーケストラがやって来た。案の定、我々には最早居場所がない。
それはともかく、5年振りに聞く『ジキル&ハイド』のオーケストラ・サウンドである。マエストロがタクトを振り下ろし、オーケストラが譜面の最初の音を奏でた瞬間、様々な感情が込み上げて来るのを私は抑えることができなかった。が、照れくさいので何ともない振りをした。
今日のオケ合わせは、台本順に、音楽の流れているシーン全てを当たって行った。PAのバランスをとることや、歌と演奏のニュアンスや約束事の確認、そして音楽とドラマを融合させることを主眼に、緊張感を保ちながらも和気あいあいと進行した。
オケ合わせはいつになくハイ・ペースで進んだ。数々の好条件が重なったからであるが、明日までかかると想定されていたメニューを、何と今日1日で終えた。
これを読んだ業界関係者は、「やれば出来るじゃないか」と早合点しないで頂きたい。上にも記した通り、今回は奇跡的に好条件が幾つも重なっていたために、偶然そうなったのである。やろうと努力してやれることではない。
と言う訳で、明日はオケ合わせ無し。いきなりオケ付き通し稽古である。
これは本当にありがたい。通し稽古の後に、色々なことを修正する時間的余地ができた、と言うことなのだから。
話は変わるが、おけぴ管理人さんの稽古場レポートがUPされている。稽古中の写真満載である(こちらからどうぞ)。
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