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『ジキル&ハイド』通信

2月2日(木)

  昨日作った「ジキルの書斎~研究室」の場面をさらう。その後、それに続く場面「ロンドンの街」を作る。

  この場面は丸々がミュージカル・ナンバー「生きている」である。ジキル博士の研究室で誕生したエドワード・ハイドが研究室を飛び出し、ロンドンの街を荒々しく闊歩する姿が描かれる。
  余談だが、『ジキルハイド』のExit Musicに使われているのが「生きている」である。
  Exit Music(エグズィット・ミュージック)とは、カーテン・コールが終わった後、場内が明るくなってからオーケストラによって演奏される楽曲のことである。「終曲」とも訳されるが、我々の仲間内では「追い出し音楽」、あるいは単に「追い出し」とも言う。
  何よりも大事なお客様を「追い出す」とは甚だ失礼な符丁だが、どうかご容赦いただきたい。

  閑話休題。エドワード・ハイドが誕生すれば物語の第1章は終わりである。ヘンリー・ジキルが生涯を賭した実験は思いもよらぬ方向へと走り出す。もう誰にも止めることはできないのである。

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