『ジキル&ハイド』通信
1月26日(木)
立ち稽古スタート。「嘘の仮面」をステージング。
ミュージカル『ジキル&ハイド』の原作は、『宝島』で有名な19世紀のイギリスの小説家、ロバート・ルイス・スティーブンソンの書いた小説『ジキル博士とハイド氏』である。日本でも今までに色々な翻訳で出版されているが、現在入手し易いのは新潮文庫版『ジーキル博士とハイド氏』と創元推理文庫版の『ジキル博士とハイド氏』であろう。
1886年に出版された小説のストーリーは、ミュージカル版とは大きく異なっている。これから読まれる方の為に詳細は伏せるが、小説にはエマやルーシーと言ったヒロインは登場しない。つまり、ヘンリー・ジキルのラブ・ストーリーという側面は、この小説を原作とした夥しい脚色の中で生まれて来たものなのである。
新潮文庫版でも創元推理文庫版でも100ページをちょっと超える程度の短い小説なので、未読の方はこの機会に是非。
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