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『ジキル&ハイド』通信

1月24日(火)

  顔寄せ、そして読み合わせ。

  キャスト、スタッフの他、東京公演を主催する東宝・ホリプロ・フジテレビジョンの関係各位、そして大阪公演主催の梅田芸術劇場・関西テレビ放送、名古屋公演主催のキョードー東海などの関係各位がご参集くださった。
  各人のご紹介に続いて東宝の増田専務がご挨拶。いままでの日本版が「人間を描いた芝居として優れていた」と作者たちから絶賛されたことを披露された。そして、いままでの上演は一切忘れて新しい『ジキルハイド』を創って欲しい、とも述べられた。
  私も「ご覧になったお客さまの人生を変える様なミュージカルにしたい」と、珍しく気負った風な抱負を述べる。

  顔寄せ後は読み合わせ。上演台本・訳詞の髙平哲郎さんが付き合ってくださった。
  稽古初めの読み合わせは、何はともあれ「通して読んでしまう」ことが多いのだが、今日はそうせずに、幾つかの場面で区切って、その場面で起きていることの意味や狙い、人物像やその心理、時代背景などを説明しつつ、キャストとの質疑応答もありつつ、少し時間をかけて読み合わせを行った。
  カンパニー全体で「『ジキルハイド』をどう捉えるのか」を共有しておきたかったからである。

  読み合わせ終了後は、振付の広崎うらんさんによるフィジカル・ワークショップ。
  2人ずつペアになって体をほぐすことから始め、「身体を使って表現すること」や「表現のスタイルを共有すること」などの実験(或いは遊び)を行った。ひとりひとりが今日体験した感覚が、この先の稽古で生きて来る筈である。
  ワークショップの過程で、他人行儀な所が少なくなかった稽古場も見違える様に打ち解けた。むしろそれがワークショップを設定した広崎さんの本当の目的だったのかもしれないが。

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