『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
11月30日(水)
『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古場へ。
ブロードウェイ・ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』は、1983年にニューヨークのパレス劇場で初演され1761回の上演回数を重ねた大ヒット作である。その年のトニー賞では「ベスト・ミュージカル」を含む6部門で受賞した。
その後、ブロードウェイでは2004年にリヴァイヴァルされ(トニー賞「ベスト・リヴァイヴァル・オブ・ミュージカル」受賞)、更に2008年にはロンドン/ウェストエンドでも開幕(オリビエ賞「ベスト・ミュージカル・リヴァイヴァル」受賞)。更に更に、2010年にはブロードウェイで2度目のリヴァイヴァル(トニー賞史上初の2度目の「ベスト・リヴァイヴァル・オブ・ミュージカル」受賞)、この公演は今年の5月まで続演されていた。
日本版の初演は1985年の帝劇である。以来、様々なキャスト、様々な劇場で上演を繰り返してき来たのだが、その決定盤とすべく登場したのが、2008年~2009年にかけて上演されたニュー・ヴァージョン(新演出)の『ラ・カージュ・オ・フォール』であった。
鹿賀丈史さんを新たにジョルジュ役に迎え、既にザザを持ち役としていた市村正親さんとのゴールデン・コンビで、東京、大阪、名古屋、北九州の劇場を感動と笑いの渦に巻き込んだことはまだ記憶に新しい。
その時のチラシやポスターには「市村ザザ、ファイナル」と銘打たれていたのだが……(つづく)。
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