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『ラ・カージュ・オ・フォール』通信

12月22日(木)

  1回目の通し稽古。

  改めて『ラ・カージュ・オ・フォール』の持つポテンシャルの高さを再認識した通し稽古であった。極めて順調、と言って差し支えない仕上がりであったと思う。

  通し稽古後、カジェルたちのダンス・ナンバー「カン・カン・シークェンス」を衣裳付きで当たる。
  「カン・カン」(フレンチ・カンカンと呼ばれることも多い)は、19世紀後半から20世紀にかけてパリで大いに評判を呼んだ、陽気で激しくセクシーなダンスである。踊り子たちが大きく足を上げたり、走り回ったり、股を割ったり、スカートをたくし上げてお尻を見せたり……と、それこそ『ラ・カージュ・オ・フォール』に相応しい。
  「カン・カン・シークェンス」の振りは、衣裳を巧みに捌くことで成り立っている。その衣裳がかさ張る上に重い。加えて、その衣装でアクロバットもこなさなければならない。なので、安全に、美しく、楽々と演じてる様に見えるために、入念に確認をしながらの稽古であった。

  『ラ・カージュ・オ・フォール』の稽古後は王様と私の打合わせへ。

  今回の『王様と私』は、「ハロー・ミュージカル!  プロジェクト」の「ミュージカル・ツアー」第1弾である。
  「ハロー・ミュージカル!  プロジェクト」は、一般社団法人映画演劇文化協会が運営する、「ミュージカルを手軽に多くの人に楽しんでもらいたい」と言うプロジェクトで、「ミュージカル・ツアー」は、本格的なミュージカルを全国各地で上演しようとする試みなのである。

  今まで本格的なミュージカルが上演されることの少なかった場所に出掛けて行く、と言うことはとても意味のあることだと思う。ミュージカルや演劇などのパフォーミング・アーツは、生(ライヴ)で、その場にいて鑑賞することが最大の価値だと思うからである。
  が、それぞれ条件が異なる各地の会場を効率よく巡業して回るのは、その理念とは裏腹に数々の困難が伴うのも現実である。
  その困難をどう乗り越えて行くか。そのために各セクションがどう知恵を絞るか、と言うのが今日の打合せの趣旨であった。

  このプロジェクトが軌道に乗り、全国の様々な都市で、毎年の様に素晴らしいミュージカルが上演される様になることを願って止まない。

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