『ラ・カージュ・オ・フォール』通信
12月20日(火)
2幕をおさらい。
今日は音楽監督・指揮の塩田さんの意気込みが違っていた。朝、家を出る時から既に気持ちが高ぶっていたらしい。恐らく昨夜からそうだっただろう。そう思わせる様な高揚感で、マエストロは稽古場に登場した。
塩田さんの『ラ・カージュ・オ・フォール』に対する思い入れの強さは、誰よりも良く知っているつもりであった。この日記でも、幾度となくそのことに触れて来た(こちら)。が、今日のマエストロは、私の知るマエストロ以上に熱く熱く燃えていた。
高揚したマエストロは、ミュージシャンの何人かにも声をかけ、稽古場に誘って来て下さった。キーボードの村松さんは、わざわざ楽器まで持ち込んでくださった。
稽古も終盤に入り、まもなく通し稽古を迎える、と言う時期である。マエストロの心意気が何よりも嬉しく、そして心強く感じられた。
が、マエストロが今日ハイ・テンションで登場したのは、「今日は全場面を稽古する日」だと勘違いしていたからなのであった。ミュージシャンの皆さんも、「今日は全場面が見られる」と意気込んで稽古場にやって来たのであった。
明日は全場面を稽古。
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