初日! 『TDV』通信
11月27日(日)
昼過ぎに劇場入り。楽屋口には既に大勢のファンの方が集まっていらした。日曜日だからということもあるだろうし、多くの方が『ダンス オブ ヴァンパイア』を待ち焦がれていらしたからでもあるだろう。
劇場内では各セクション、それぞれが開幕に向けて粛々と準備を進めている。GPが初日の朝にずれ込んだ5年前の初演が嘘みたいな落ち着きである。
14時、全キャストが集まって昨日のGPの駄目出し。大変良いGPだったのだが、ここだけはどうしても修正しておきたい、と言う部分を、演出チーム、振付チーム、音楽チームから伝達。
『ダンス オブ ヴァンパイア』は大いに笑える作品だが、それ以前にゴシック・ホラーであり、何よりも人間ドラマでありたい。
15時、舞台にて初日のお祓い。公演の安全と成功を祈願する。その後、もう私は開演まですることが無いので、丸の内を散歩。5年前が嘘みたいな余裕である。
17時、開演。場内が暗くなり、懐かしいあのオーヴァーチュアが流れ始める。吹雪の荒野を1人の少年が、大きな荷物を抱えながらとぼとぼと歩いて来る……。
やはり『ダンス オブ ヴァンパイア』は特別な作品なのだ。その思いを新たにした初日であった。客席の最後列に座っていて、お客様がこの作品をどれほど待ち焦がれていたか、それがひしひしと伝わって来る様であったからである。
今日が初お目見得となる新キャストの皆さんも、最初こそやや緊張も感じられたが、舞台が進むにつれてその硬さも取れて、終わってみればとても良い初日であった。
明日は浦井アルフレートと知念サラ、そして森山開次さんの初日。今日以上に熱い劇場になります様に!
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