『TDV』通信
10月31日(月)
ハロウィンである。
それはともかく、本日より『ダンス オブ ヴァンパイア』の稽古場へ。既に歌稽古は終わり、いくつかのダンスナンバーの振り付けも進んでいる。
『ダンス オブ ヴァンパイア』を上演する時は、何故か必ず前月に他の仕事が入っていて、演出家なのに最後に稽古に参加する羽目になる。2006年の初演の時も、2009年の再演時もそうだった。3度目の今回も、昨日まで『ニューヨークに行きたい!!』(観てね!)だったし。
それはともかく、今日は冒頭の宿屋の場面、ミュージカル・ナンバー「ニンニク」のステージングと立ち稽古から。
この場面の舞台はトランシルバニアの山奥にある僻村の宿屋である。一日の仕事を終えた村人たちが食堂に集まり「ガーリックたっぷりの食い物をよこせ!」と大騒ぎしている。そこに見ず知らずの遭難者が転がり込んで来て……。
宿屋では亭主のシャガールととウェイトレスのマグダが新キャストになった。新しいスケベ親父はコング桑田さん、新しいセクシー小悪魔はJenniferさんである。
宿屋に転がり込んだ遭難者は、吸血鬼研究の第一人者・アブロンシウス教授とその助手・アルフレートであった。アルフレートは今回もWキャストで、そのひとりが新キャスト、山崎育三郎さんになる。
アンサンブルさんやダンサーさんにも今回から参加してくださるキャストが何人もいて、その辺りも今回の楽しみにしていただければ嬉しい。
今回の再演では、演出の基本は初演を踏襲する。が、さすがに3度目なので、細部を何箇所かヴァージョン・アップしようと目論んでいる。
どこがどう代わるかをバラしてしまってもつまらないのでこのブログでは伏せておくが、まあそう言うことなので、どうぞお楽しみに。
「ニンニク」シークェンスの後は「フィナーレ」をステージング。
稽古場1日目で発端と幕切れに立ち合えたので、私も一気に『ヴァンパイア』モードに切り替わった。今回を『ダンス オブ ヴァンパイア』の決定版とするべく、全力で取り組みたいと思う。
帝劇開場100周年記念公演の掉尾を飾る『ダンス オブ ヴァンパイア』。初日は11月27日である。
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