『TDV』通信
11月7日(月)
顔寄せ。キャスト、スタッフ、公演関係者が集まった。
いつもの様に岡本プロデューサーの司会によってそれぞれが紹介される。そして増田専務のご挨拶。『ダンス オブ ヴァンパイア』によって舞台と客席の間に存在していた壁が取り払われたのだ、と言う様な事を述べられた。
ついでに私も、「浦井健治さんはこの作品(と『ヘンリー六世』)で読売演劇大賞を受賞されたのだから、皆さんも来年読売演劇大賞をいただくべく頑張りましょう」みたいなことをいい加減に喋る(その様子は「リー君ブログ」で)。
『ダンス オブ ヴァンパイア』に関わっていると、人格がどうも適当になって困る。リー君のせいだぞ。
顔寄せの後は立ち稽古。1幕で積み残していた2シーン、「宿屋にクコールが訪ねて来て蝋燭を求めるシーン」と「シャガールが樵たちにかつぎ込まれるシーン」を稽古。
『ダンス オブ ヴァンパイア』の難易度の高さのひとつに、殆どの台詞、アクション、手順を音楽のサイズに合わせなければならない、と言うことがある。
ミュージカルなのだから当たり前、と言えばその通りなのだが、『ダンス オブ ヴァンパイア』ほど約束事が多い作品を私は他に知らない。キャストはまず音楽の流れを覚え、その中のどこで何を行うかを理解し、演技しながら常に音楽を意識し続けなければならないので、どの作品よりも集中力が要求されると思う。
大変なのは新キャストの皆さんである。段取りと音楽を体に入れないと稽古が進まないので、とにかく入れるしかない。今日頑張ったのは、とにかく手数の多いコングさんと育三郎君。
知恵熱が出ません様に。(既に出てる?)
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