『TDV』通信
11月19日(土)
指揮者の西野さんが、僕の顔を見るなり「モチベーション、下がってませんよ」と仰った。
やはりプロは違う。仕事と趣味のけじめはきちっとついているのだ。それとも、3タテを喰らってもドラゴンズの優勝は揺るがない、と言う自信の表れか?
それはともかく、オケ合わせである。演出部の戸田さんが、オーケストラの皆さんにキャストやスタッフを紹介することから始まった。
戸田さんは私の大先輩であるが、根っからの天然ボケ・キャラクターで、そのボケ味で今までも多くのキャスト、スタッフに愛されて来た。今日ものっけから戸田節全開で、戸田さんは更に多くの人から愛されたに違いない。
それはともかく、オーヴァーチュアから2幕中盤の図書室の終わりまで、オケ合わせは順調に進み、今日のメニューを無事終了した。明日は今日の続き。その後、オケ付き通し稽古である。
稽古後は『ジキル&ハイド』の舞台美術打ち合わせ。
美術デザイナーの大田創さん、舞台監督の小林清隆さん、演出助手の郷田拓実さん、それに振付の広崎うらんさんにも参加して貰って、新しいイメージを模索中。
新しく何かを生み出すのは苦しい作業である。だが、そのために苦しむのは楽しいことでもあるのだ。
帝劇で上演中の『ニューヨークに行きたい!!』に出演している子役のひとり、石川新太君が「アルフレートっていくつなんですか?」と聞いて来た。
「台本には書いてないけど、18歳位のつもりで作ってるよ」と答えると、「いくつになったらアルフレートできますか?」と尋ねられた。新太君のアルフレートならぜひ観てみたいと思う。
石川禅さんのも観てみたいけど。
| 固定リンク
コメント