『三銃士』通信
7月7日(木)
七夕である。
稽古場の一角に葦簀(よしず)の掛けられた窓があって、団扇や朝顔の造花などが涼しげに飾られている。そこに今度は造花の笹が御目見えした。そして色とりどりの短冊もぶら下げられ、それにはキャストやスタッフの願い事が記されている。
私も書いた。何を書いたかは秘密。
さて。
稽古の冒頭にアクション・シークェンスの手順を確認。
これはもう日課になっている。本番通りにアクション・シークェンスを演じる前に、ゆっくりとしたスピードで、キャスト同士がお互いの手やタイミングを確認しながらさらうのである。これは、アクションのリアリティを維持するのに欠かせない。と同時に、安全を確保するためにも不可欠な大切な作業である。
その後、演出助手の末永君と振付の田井中さんがカーテン・コールを作る。以前にも記したが、東宝ではカーテン・コールを作るのは演出助手の仕事なのである。
そして通し稽古。
昨日1度通しているので、繋がりはすこぶる良い。緩急もついて来たし、スピード感も出て来た。順調な仕上がりだと思う。
通し稽古終了後は全体で駄目出し。更にその後、幾つかのシーンをさらう。
初日まであと10日。カウント・ダウンが始まる。
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コメント
私が本格的にミュージカルを見るようになった、きっかけの作品(それまでも少しは見てましたが)が帝劇90周年記念作品 7.8月公演「風と共に去りぬ」でした。山田さんの演出で、舞台転換の速さと壮大な人間ドラマに大変感動しました。あれから、ちょうど10年、100周年の記念作品「三銃士」。私にとっても、記念すべき節目の作品。とても楽しみにしています。その後も、山田さんの演出作品が続くので、それも楽しみにしています。暑い中、くれぐれも、お身体、大切にしてください。
投稿: 康子 | 2011年7月 8日 (金) 21時51分
短冊になにを書かれたのか気になります。
ブログによると稽古も大詰めのようですね。
組み上げる時期を過ぎ、磨き上げる期間でしょうか。
劇場入りまであと一息です。頑張ってください!
投稿: Cyrano | 2011年7月 9日 (土) 08時35分