『GWTW』&『三銃士』通信
6月17日(金)
帝劇の正面入り口を入ってすぐ右手、8番扉の脇には、初代帝劇のプロセニアム・アーチに掲げられていた「翁」のレリーフと、西園寺公望公の言葉が刻まれた銘板、そして現在の帝劇竣工時に製作されたレリーフが、東宝創業者・小林一三氏の胸像と共に飾られている。
この一角は、今年3月に開場100周年を迎えた帝劇の長い歴史と格式に思いを馳せることのできる場所となっている。ご来場の際には目を留めて頂ければ幸いである。
さて、『風と共に去りぬ』は午前中から舞台稽古。
芝居の中身に問題はないので、主に東京公演から参加するスタッフのための最終調整を目的とした、テキパキと進行する舞台稽古であった。
大休憩を挟んで、18時30分より通し舞台稽古(ゲネプロ)。大きなトラブルも無く(ささやかなミスはあったが)無事に今日のメニューを終了した。
それにしても帝劇は何と素敵な劇場なのだろう。
昨日の道具調べ・照明合わせの最中からデザイナーの皆さんと話していたのだが、客席からの舞台の見え方が、帝劇は抜群に良いのである。しっくり来る、と言うか、落ち着く、と言うか、舞台と客席との関係がとにかく素晴らしい。
この劇場がどれほどの愛情と熱意を持って建設されたのか、客席に座るだけで、それが伝わって来る。
で。
『三銃士』は、2幕にあるリシュリュー枢機卿のナンバーをステージング。但し、今日はリシュリュー卿以外のメンバーで。
明日はいよいよ『風と共に去りぬ』東京公演初日。お天気が持てば良いのだが。
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コメント
こんばんは。 私は年間30回観劇しますが、やはり帝劇が一番観やすいです。
山田さんの言われるとおり、落ち着いていてどの席から観ても、舞台の見え方が良いと思います。
先日観に行った劇場は、まだ新しいのに何回観ても、見えづらく、帝劇が良いですね。
山口さんのファンなので、半分以上は帝劇ですが、それとは関係無く素晴らしいです!!
投稿: Rebecca5450 | 2011年6月19日 (日) 21時48分