『三銃士』通信
6月6日(月)
『三銃士』の稽古場へ。
歌稽古も仕上げ段階に近付いた。今日と明日は全体での歌稽古である。今日はダルタニャン、三銃士の面々(アトス、アラミス、ポルトス)、役者、アンサンブルの皆さん、そして枢機卿が登場した。
ソリストとコーラスを一緒に聞くのは今日が初めてである。それは私だけでなく、今まで個別に歌稽古をして来た皆さんも同じで、なので1曲あたる毎に「そうなるのか!」と言った新鮮な興奮が稽古場内に巻き起こっていた。
『三銃士』と『風と共に去りぬ』には共通点があって、どちらも主人公が「世間知らずで自信過剰の若者」である。そして、その若者(ダルタニャン、そしてスカーレット)が実社会の荒波に揉まれて成長して行く姿が描かれる。
少年、或いは少女にとって、人生とは時に残酷である。が、試練に負けない人間の美しさ、素晴らしさを『三銃士』でも『風と共に去りぬ』でも伝えたいと思う。
『三銃士』のチラシやポスターにある「ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために!」は劇中で繰り返される銃士たちのモットーだが、その精神を肝に銘じて初日を目指したい。
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