『GWTW』通信
5月2日(月)
立ち稽古。「タラ・オハラ邸での園遊会」、「アトランタ・南軍支援のバザー会場」を稽古。
帝劇の初演版(1966)では、園遊会のエピソードだけで1幕全部を使っていた。南北戦争開戦の知らせが届き、チャールズ・ハミルトンがスカーレットに結婚を申し込んだところで休憩、なのであった。
それは、当時が現在よりも悠長な時代であったことの反映でもあるだろうし、その時の上演が「スカーレットがアトランタを脱出し、タラへ帰還するまで」、つまり物語の前半だけを取り上げていた(「第1部」と銘打たれていた)から、でもあるだろう。
今回の『風と共に去りぬ』は、チラシにもある通り『「第1部」「第2部」一挙上演』である。なのでストーリーも目まぐるしく進む。そして稽古も、初日で1幕の半分近くに手をつける、と言う目まぐるしさなのであった。
「園遊会」も「バザー会場」も、大人数が入れ替わり立ち替わりして様々な情報を観客に届けなければならない場面なので、登場人物の交通整理をするだけでもかなりの時間を費やす。部分を部分として成立させながら、同時に全体も成立させなければならないのに手間がかかるのである。
明日は今日のおさらい。そして、それに続く場面の稽古。
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