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『GWTW』通信

5月19日(木)

 午前中は日大芸術学部所沢校舎へ。午後は『風と共に去りぬ』の稽古場へ。

 『風と共に去りぬ』は、今日は稽古は無し。スカーレットとメラニーの衣裳合わせであった。衣裳合わせの後はサウンド・イン・スタジオへ。『風と共に去りぬ』の音楽録音に立ち会う。

  『風と共に去りぬ』初演(1966年)の音楽を担当されたのは、菊田一夫氏の盟友、古関裕而(こせきゆうじ)氏であった。ミュージカルでは無いのに帝劇のピットにはオーケストラが控え、舞台の進行に合わせて生で劇伴を奏でていた。
 今回、音楽を手掛けてくださるのは佐橋俊彦さんである。佐橋さんとはミュージカル版『風と共に去りぬ』(2001年)が初仕事であった。以来、『ミー&マイガール』の音楽監督や舞台版『フラガール』の音楽などをお願いして来た。
  舞台やミュージカルのみならず、映画、テレビ、アニメからディズニーランドまで、佐橋さんが活躍されているフィールドは実に幅広い。昨年末にシアタークリエで上演された『プライド』の音楽も佐橋さんの手によるものであった。

  帝劇での『風と共に去りぬ』には、映画で有名なマックス・スタイナー作曲の「タラのテーマ」は登場しない。あくまでもマーガレット・ミッチェル女史の小説の舞台化であって映画の舞台化ではないからであるが、その代わりに、ストレート・プレイ版では初演以来古関裕而氏の音楽が使われて来たのである。
  今回、台本や演出を一新するにあたり、音楽も新たに製作しなおすことにした。全編を彩るのは佐橋さんが書き下ろしてくださった新しい音楽である。
  ただし、今回は生演奏ではない。オーケストラ・ピットを使用しないことで、舞台と客席の関係を緊密にしたかったからである。

  明日、明後日は2幕の復習。そして1幕に戻る。

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