アカデミー、『GWTW』通信、そして送別会
4月27日(水)
午前中は東宝ミュージカルアカデミーへ。
先週まで2週間かけて歌稽古したナンバーを、今日からは動いてやってみる。つまり「立ち稽古」。
譜面と台本の上ではスムーズに通る様になっていた場面も、ひとたび立って動いてみると、歌稽古の段階では想像もしていなかったような様々な不都合が続出する。逆に言うと、歌稽古の段階で「動いた時の様子」がイメージできていれば、今日のような事態は回避できるのだ、と言う話でもある。
今の内に色々な困難を経験しておいて欲しい、と思う。それが君たちひとりひとりの武器になるのだ。
午後は『風と共に去りぬ』の稽古場へ。
いよいよ『風と共に去りぬ』が本格始動である。と言っても、今日はまだ稽古ではない。今日は、今後の作業を手際良く進めるための採寸と、ヘア・ウィッグのフィッティングであった。
だが、折角大勢のキャストに足を運んでいただいているので、皆さんとお目に掛かることにした。で、声を聞かせてもらったり、初対面の人には自己紹介したり、近況報告をし合ったり……、稽古に入る為の情報交換をさせてもらった。
お陰で明日からの稽古のイメージが掴み易くなった。大助かりである。皆さん、ありがとうございました。
夜は送別会へ。
長年、帝劇の支配人を務めて来られた田島尚史さんが、このほど映画演劇文化協会に出向されることになった。で、その送別会が行われ、多くの関係者が集まった。
田島さんは物知りなことで有名であった。例えば、歌劇団の生徒のことに実に詳しかったりするのだが、その膨大な知識は、東京宝塚劇場に勤務されていたから身に着いた、と言うレベルではない。田島さんは、もはや「歩く宝塚おとめ」である。
『ウェディング・シンガー』をニューヨークで観劇した夜、一緒に繰り出したことも懐かしい。田島さんは根っからの芝居好きでいらした。
新天地での益々のご活躍をお祈りいたします。
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