日大藝術学部演劇学科
4月21日(木)
日大藝術学部演劇学科の授業も先週から始まっている。
演出コース1年生の科目「演出実習Ⅱ」が私の担当する授業である。早いもので、日藝の所沢校舎に通う様になって7年目になる。
学生たちの雰囲気、と言うか印象は年度ごとに結構異なっている。これは、私が日藝で教え始める時に恩師がおっしゃっていたことなのだが、確かにその通りである。今年度の演出コース1年は17名。男女比は相変わらず女子が多い。
ここ数年の傾向として、学生たちが素直で積極的になっている気がする。今年度の第一印象もそうなのであるが、第一印象と言うものは案外当てにならない。ゴールデン・ウィークが明ける頃には、ひとりひとりの個性も見えてくる筈だし。
午後は『風と共に去りぬ』の舞台美術打ち合わせ。
『風と共に去りぬ』の準備も着々と進んでいる。先週から今週にかけて、衣裳打ち合わせ、音楽打ち合わせ、アクション打ち合わせ、音響打ち合わせ、子役さんのオーディション、そして製作発表をこなした。
映画とそのメイキング映像も久し振りに観た。何度観ても素敵な映画だと思う。原作も読み返しているのだが、何しろ文庫で5冊に及ぶ長編なので、果たして稽古開始までに読み終えることができるかどうか。早く稽古に入りたくてわくわくする気持ちと、まだ始まらないで欲しいという不安な気持ちが入り混じる今日この頃である。
菊田一夫さんもそうだっただろうか。
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コメント
なんと!既に7年目でいらっしゃるのですね。
ここ数年の世代は素直で積極的とのことですが、いわゆる「ゆとり世代」であることと関係はあるのでしょうか。しかし、関係があるならむしろ受動的になるという気もします。
想像ですが、彼らの世代は、より芸術学部を選んだことに対して後ろめたさを持っていないということはありませんか。
投稿: J.Kanako | 2011年4月23日 (土) 08時23分