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『ニューヨークに行きたい!!』

4月22日(金)

  帝劇開場100周年記念公演の1本『ニューヨークに行きたい!!』の打ち合わせ。

  『ニューヨークに行きたい!!』はドイツのハンブルクで初演されて大ヒットしたミュージカル・コメディである。
  ドイツ語圏ではとてもポピュラーな歌手/ソングライターのウド・ユルゲンスの数々のヒット曲を散りばめたジュークボックス・ミュージカルで、現在はウィーンとシュトゥットガルトで上演中。ウド・ユルゲンスは、日本ではペドロ&カプリシャスが歌った「別れの朝」(1971年)で知られているが、『ニューヨークに行きたい!!』には「別れの朝」は使われていない。

  翻訳ミュージカルを準備する際に神経を使うのは、原語をどんな日本語に置き換えるか、である。その作業を進めるためには、元々の意味やニュアンスをしっかりと把握する必要がある。
  『ニューヨークに行きたい!!』はドイツ語で書かれている。日本語に翻訳された準備用の粗訳台本は既にあるのだが、それを読んでも意味やニュアンスが良く分からない部分が出てくる。原語が英語である場合は、それに当たることである程度は理解できる場合が多いのだが、ドイツ語となるともうお手上げである。
  で、『ニューヨークに行きたい!!』のプロダクション・コーディネーターで、ウィーン在住の(ドイツ語やドイツ語圏の文化に堪能な)小熊節子さんが来日されたので、訳詞の高橋亜子さん、上演台本の飯島早苗さん、それに私でお目に掛かって、色々なことをレクチャーしていただこう、と言うのが今日の打ち合わせの目的なのであった。

  『ニューヨークに行きたい!!』は10月29日初日。お楽しみに。

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