卒業式 そして『ALive Ⅱ』通信
3月25日(金)
東宝ミュージカルアカデミー、5期生の卒業式。
5期生たちは震災の後、予定されていた試演会とそのための稽古が中止となった。この2週間は、さぞ複雑な心境だったろうと思う。卒業公演の『レ・ミゼラブル』を2月の内に済ませていたのが、せめてもの慰めである。
これから先、劇場を取り巻く環境がどう推移して行くのか、今の時点で見通すことは難しい。が、君たちには、行くと決めた道をどこまでも、希望を失わずに歩いて行って欲しい。
卒業おめでとう。
さて『ALive Ⅱ』。
今日は4人の振付家が入れ替わり立ち替わり現れて、それぞれの担当場面をブラッシュ・アップしたり、まだ手を付けていなかったナンバーをステージングしたり……で、全シーンを当たった。大変忙しい1日であった。
照明デザイナーの原田保さんとそのチーム、美術デザイナーの升平香織さんも稽古場に登場し、いよいよ「本番は近い」という雰囲気になって来た。別稽古場では指揮の若林裕治さんがオーケストラのリハーサルを開始したし。
初日まで残すところ1週間。『ALive Ⅱ』の全貌がようやく見えて来た。
稽古後は帝劇へ。『風と共に去りぬ』の、舞台美術を中心とした打ち合わせ。
今回は「演劇的」な『風と共に去りぬ』にしたい。では、演劇的とは?
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