『ウェディング・シンガー』通信
2月5日(土)
1幕1場、2場、7場をおさらい。新規に8場、9場、そして10場の前半を稽古。
8場は私が『ウェディング・シンガー』で一番好きな場面。そのことを記した初演の千穐楽の日記はこちら。9場は、ロビー・サミー・ジョージ(つまり「ハッピー・ニュージャージー」)が「結婚式ではない」宴会で歌う愉快な場面。そして10場は、ジュリアが結婚式の引き出物を選びにショッピング・センターに出かける場面である。
連日、稽古は快調に、且つ和やかに進んでいる。出演者の皆さんのブログなどにも、稽古場のそんな雰囲気のことが「部活みたい」だと書かれている。
それは全くその通りで、和気あいあいで楽しい、居心地の良い稽古場である。が、楽な稽古かと言うと、決してそうではない。歌うこと、踊ることはもちろん、ストーリーを紡ぎ出すこと、その為にその人物になりきって新鮮に心を動かすこと、と同時にスピードを落とさずに喋り演じること、確実に笑いを起こすこと……。むしろ過酷な稽古だと言った方がいい。
『ウェディング・シンガー』の様な作品では、ひとりひとりのプロフェッショナリズムが試される。稽古場が和気あいあいで部活みたいで居心地が良いのは、稽古場の全員が「プロ」だからなのだと思う。
| 固定リンク
コメント
山田さん、お疲れ様です。さぞかし賑やかな稽古場なのでしょう。楽しそうですね。ラストの追い込み インフルエンザがまた猛威を奮っているそうです、お気を付け下さい。
投稿: 湘南ラジオ | 2011年2月 6日 (日) 14時32分