『ウェディング・シンガー』通信
2月18日(金)
脚本家・演出家の小幡欣治さんが亡くなった。
小幡さんは、私が東宝に入って演出部として最初に付いた作品の脚本家・演出家であった。東宝の大劇場演劇を支えて来られた大先輩で、近年も劇団民芸でのお仕事などで精力的に活動されていらした。
ご冥福をお祈りいたします。
さて、『ウェディング・シンガー』は1幕に戻っておさらい。
10日ぶりの1幕である。久し振りなので芝居が散漫になっていないか心配していたのだが、杞憂であった。
『ウェディング・シンガー』の稽古場は和気あいあいとして居心地が良い、と言うことは以前にも記した。色々な作品の稽古場が「和気あいあい」としていると様々な所で報告されているが、『ウェディング・シンガー』の稽古場を覗いてみれば、本気の「和気あいあい」がどれほど和気あいあいとしているか、思い知らされる筈である。
にもかかわらず、作品がきっちりと仕上がって行く。これはどういうことなのか? それはキャスト&スタッフひとりひとりの責任感の現れなのだと私は思う。
良い作品を作る。お客様に喜んでいただく。そのことに対する責任。
『ウェディング・シンガー』の稽古場の居心地が良いのは、その一点でキャスト&スタッフ全員が繋がっているからだと思う。
稽古後は王子へ。日大の学生たちがやっている芝居のアフター・トークに招かれる。
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