『ウェディング・シンガー』通信
1月26日(水)
歌稽古。上原多香子さんと初登場、新納慎也さん。
人が記憶を取り戻して行く過程はとても面白い。連日、稽古に立ち会っての印象はそれである。
1年前、2年前のことならともかく、『ウェディング・シンガー』の初演は3年前である。1年前のことなら何とか思い出せそうな気もするが、3年前のこととなると、思い出そうと努力しても、最初は「?」しか浮かんで来ないらしい。歌詞でも振りでも、どのパートを歌っていたのか、と言う類のことも、である。
だが、音楽が鳴り、繰り返し歌っている間に、或いは体を動かしている内に、いつの間にかスラスラと歌えたり踊れたりしているのである。
新作の歌稽古や振り付けではこう言うことは起こらない。恐らくは「身体」が、覚えているのであろう。
稽古初日の冒頭では、ほとんど全員が「余りにも覚えていない」事実に愕然とし、それが短時間の内に「昨日もやっていた」かの様に蘇って来るので自信を取り戻す。ほぼ全員がその様な過程を辿っていて、それがとにかく面白いのである。
まあ、人のことは言えないのだが。
| 固定リンク
コメント
山田先生のブログでWSの日々の稽古場の様子&変化が感じられて
嬉しいです。
毎日、忙しい中での更新、大変だろーなーと思いつつ、
先生、更新してくれてるかな?
..とチェックするのが楽しみな私の日課になりつつあります。
がんばってぇ~!!!(笑)
応援してます!!!
投稿: 凛 | 2011年1月27日 (木) 19時28分