初日! 『メリー・ウィドー』通信
11月19日(金)
そして今日も日生劇場へ。
『メリー・ウィドー』初日である。
開演は18時30分であるが、だからと言って、昼間に稽古や駄目出しや作業がある、と言うこともない。極めて落ち着いた、人間らしいとさえ言える初日の迎え方である。
さて、本日は5分押し。定刻を5分過ぎて場内の明かりが落ちる。マエストロがピットに登場し、盛大な拍手に迎えられる。力強くタクトが振り下ろされ、そのエネルギーに相応しい華やかな音楽が日生劇場一杯に響き渡る。
観客は温かく、大いに笑い、そして手を叩いてくださった。そのお陰もあってか、舞台の上は程良く力が抜け、いつも以上に繊細で、いつに無く大胆でもあった。
オペラ/オペレッタの世界ではカーテン・コールの最後にマエストロが舞台に登場する。加えて演出家も登場する習わしがあり、それに倣って私も舞台に上った。習わしなので悪しからず。
いま思い出してみても、とても良い初日だったのではないかと思う。客席の最後列で、私も安心して舞台を眺めていることができた。こう言う初日はとても珍しい。
明日は「チーム池田」の初日。明日の開演は15時である。お間違えの無い様に!
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コメント
期待通り、とっても楽しいオペレッタでした。
投稿: オンディーヌ | 2010年11月20日 (土) 20時28分