『メリー・ウィドー』通信
10月31日(日)
昼の齣(こま)の前に、マキシムの踊り子・グリゼットの皆さんの抜き稽古。
グリゼットは全員で6名。それぞれ名前が付いていて、ロロ、ドド、ジュジュ、フルフル、クロクロ、そしてマルゴである。初日組と2日目組のダブルキャストになっているので、実際には12名のグリゼットたちがいるのだが、陽気に歌い踊る彼女たちも歴とした二期会の会員さんたちである。
「グリゼットの歌」に続く「カン・カン・シークェンス」では、彼女たちに加えて本職のダンサーさんも登場するのだが、上記の名前を名乗る6名はダンサーさんではないことをご記憶いただきたい。
さて、グリゼットの抜き稽古後、昼の齣はダンサーさんたちの振り付け。3幕のオープニングとなるナンバーを昼の駒全部を使って作る。
そして夜の齣。夜はソリストさんたちの芝居中心の稽古。1幕を頭からさらい、2幕の前半にも手を付ける。
話はいきなり変わるが 、『メリー・ウィドー』はハリウッドでも何度か映画化されている。
最も有名なのは1934年のMGM版(邦題『メリー・ウィドウ』)だと思うが、その監督は、脚本家・映画監督(そして私の同級生)の三谷幸喜が、執筆に行き詰まった時に「ワイルダーならどうする?」と書いた紙を壁に貼って自問自答する巨匠ビリー・ワイルダーが、脚本執筆に行き詰まった時に「ルビッチならどうする?」と書いた紙を壁に貼って自問自答したと言う、名匠エルンスト・ルビッチである。(明日につづく)
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