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『メリー・ウィドー』通信

11月3日(水)

  『メリー・ウィドー』の稽古場へ。昼の齣はヴァランシェンヌ&カミーユの抜き稽古。

  ヴァランシェンヌは、ポンテヴェドロ王国のパリ駐在公使ツェータ男爵の、歳の離れた若い妻である。
  ポンテヴェドロ公使館員の奥方たちは、亭主があるにもかかわらず、言い寄って来るパリジャンたちとのアバンチュールにうつつを抜かしている。ヴァランシェンヌもそのひとりで、彼女の無鉄砲な振舞いが『メリー・ウィドー』の物語を大いにややこしいものにすることになる。
  彼女の恋のお相手がカミーユ・ド・ロジョンで、カミーユは「人妻が好き」と公言して憚らない様な色男。このカップルは『メリー・ウィドー』の中ではコメディ・リリーフなのだが、うっとりするほど美しいデュエットも披露してくれる。
  ヴァランシェンヌを演じるのは菊地美奈さん(19日、21日)と坂井田真実子さん(20日、23日)、カミーユは上原正敏さん(19日、21日)と小原啓楼さん(20日、23日)。それぞれ持ち味の全く違うカップルなので、出来ることなら両キャストともご覧頂きたいのであるが。

  夜の齣は20日&23日のキャストで2幕のおさらい。
  指揮の下野竜也さんが稽古場に登場。まだ止めながらの稽古であるにもかかわらず、タクトを振ってくださる。下野さんの手に掛かると、聞き慣れていた筈の音楽が、まるで初めて聞く曲の様に新鮮に感じられる。ソリストの皆さんの歌にも、いつも以上に熱が籠る。下野マジック、であろう。

  少しずつ、ではあるが、『メリー・ウィドー』は確実に進化を遂げている。今日も収穫の多い1日であった。

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