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『メリー・ウィドー』通信

11月2日(火)

  秋の褒章が発表された。

  照明デザイナーの服部基さんが芸術文化を対象とする紫綬褒章を受章された。言うまでもないと思うが、服部さんは『メリー・ウィドー』の照明デザイナーである。服部さん、ご受章おめでとうございます。

  さて、午前中は東宝ミュージカルアカデミーへ。午後は『メリー・ウィドー』の稽古場へ。

  (昨日よりつづく)MGMは『メリー・ウィドウ』を1952年にも映画化している。こちらの監督はカーティス・バーンハートで、ストーリーは更に大幅に脚色されており、最早私たちの舞台版とは似ても似つかない。
  ダニロはこの映画でもダニロとして登場するが、ハンナはここではクリスタル(!)と呼ばれている。前出の『ザッツ・エンタテイメント Part 2』には、グエン・ヴァードン(ボブ・フォッシーの元奥さんで名ダンサー)が「カン・カン」を踊る場面が収録されている。
  因みに、ダニロはリカルド・モンタルバンで、これはエキゾチックなダニロであったろう。そしてクリスタルは妖艶なラナ・ターナーが演じた。(もう続かないかも)

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