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『メリー・ウィドー』通信

10月18日(月)

  ダンス・ナンバーの振り付けが始まる。

  オペレッタ『メリー・ウィドー』には幾つかのダンス・ナンバーがあるのだが、今日のメニューはその中のひとつ「シャンソン  グリゼットの歌」。振付は『チャーリー・ガール』でもご一緒した麻咲梨乃さんである。
  『メリー・ウィドー』の舞台は20世紀初頭のパリ。ヨーロッパのどこかにあるという設定の「ポンテヴェドロ王国」と言う名の架空の小国のフランス駐在員一行がパリで巻き起こす騒動とその顛末を描いたロマンティック・コメディである。
  「シャンソン  グリゼットの歌」は3幕の前半に登場するナンバー(と言う言い方を、オペレッタでもするのだろうか?)で、ポンテヴェドロのパリ駐在公使夫人・ヴァランシェンヌがマキシムの踊り子たちを従えて歌い踊る陽気な場面である。

  ここで言う「マキシム」とは、1893年にパリのロワイヤル通りに開店したフランス料理の名店「Maxim’s」のことである。マキシムは単なるフランス料理店ではなく、世界中から名士が集った超一流の社交場でもあった。
  その辺りのことは1958年にアメリカで製作されたミュージカル映画『恋の手ほどき』(ヴィンセント・ミネリ監督/その年のアカデミー賞を9部門で受賞)に良く描かれているので、ご興味のある方はご覧いただくとよいのだが。
  閑話休題。
  二期会の『メリー・ウィドー』では、ヴァランシェンヌも踊り子たちも、当然のことながら二期会の会員の皆さんが演じることになる。普段踊ることなどまずない方たちに踊っていただくことになっている訳で、踊る皆さんにも振付の麻咲さんにも、それなりに困難を強いている筈である。
  が、それもこれも観客を楽しませるためである、と私は思う。『メリー・ウィドー』こそ「ショー・ビジネス」である、と信じているからであるが。

  ヴァランシェンヌと踊り子たちの奮闘に温かいご声援を。

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