« ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために! | トップページ | 演劇学科60周年 そして『メリー・ウィドー』 »

井上芳雄10周年記念コンサート

9月18日(土)

  青山劇場へ。井上芳雄さんのデビュー10周年を記念したコンサートを観る。

  コンサートは2部構成で、1部では今迄に出演された数々のミュージカルからのナンバーを、2部ではジャズやポップス、ソンドハイムなどを歌われた。
  2部の途中にはゲスト・コーナーがあり、日替わりで、井上さんと縁のある様々なゲストが登場する趣向になっている。今日のゲストはラブリーな初風諄さんであった。

  井上さんと私の出会いは、2003年に青山劇場で上演されたミュージカル『シンデレラストーリー』までさかのぼる。2000年に『エリザベート』で彗星の様にミュージカル界に登場した井上さんは、その頃「ミュージカルのプリンス」と呼ばれていた(今も、ですか?)。そして、ミュージカルのプリンスが「プリンス」を演じる、と言うのが『シンデレラストーリー』の売りのひとつであった。
  井上さんとは、その後『ミー&マイガール』『ウェディング・シンガー』でご一緒し、来年は『ウェディング・シンガー』の再演と新作『三銃士』が控えている。井上さんの様々なレパートリーの中では、私は「愉快な作品」部門の担当なのである。

  井上さんと仕事をしていて、或いは井上さんの舞台を拝見して感じるのは、井上さんの中にある「何が何でもこれをやり遂げる」と言う強力な意志である。
  舞台を、役を、そのナンバーを「引き受ける」と言う気概、と言っても良いのだが、それは、良い俳優が備えているべき最も大切な条件のひとつだと私は思っている。つまり、井上さんは「良い俳優」なのだと私は思う。

  井上芳雄さん、10周年おめでとうございます。

|

« ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために! | トップページ | 演劇学科60周年 そして『メリー・ウィドー』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ひとりはみんなのために、みんなはひとりのために! | トップページ | 演劇学科60周年 そして『メリー・ウィドー』 »