帝劇100周年
7月16日(金)
帝劇が100周年を迎える。
帝国劇場が開場したのは明治44年(1911年)のことである。帝劇は、日本演劇の近代化(西洋化?)を目的として設立された、日本初の西洋スタイルの劇場であった。現在の帝劇は2代目で、こちらは昭和41年(1966年)の落成であるが、それからも既に半世紀近い。
話は逸れるのだが、「日本初の西洋劇場である」とは、初代帝劇を紹介する文章にしばしば見受けられる文句なのであるが、それを建築様式のことだとすれば、例えば帝劇開場の2年半前にオープンした有楽座は既にルネッサンス様式であった。
であるとすると、「日本初の西洋劇場」とは、「建築のみならず、劇場運営や興行システムに及ぶ様々な領域を、それ以前と大きく変えた」と言う意味で使われている、と言うことなのだろうか。それとも「大劇場としては」などと言った注釈が付くのだろうか。
この辺りのことに詳しい方はどうかご教示くださいます様に。
さて、本題。
来年の帝劇開場100周年を記念するラインナップが発表になった。既に告知されていた『レ・ミゼラブル』を含めて全9作品である。再演、新作を取り交ぜたバラエティに富んだ作品が並んでいる。そして『レ・ミゼラブル』では、今まで未発表であった出演者が公表された。
ラインナップの内の何作品かは東宝のWEB SITEでその概要を知ることができる。
覗いてみてください。
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