『レベッカ』東京公演千穐楽 そして『SFF&DFF』通信(ネタバレあり!)
5月24日(月)
帝劇へ。『レベッカ』東京公演の千穐楽である。
早いものである。名古屋で初日を開けてから既に3カ月が流れた。帝劇だけでも2カ月が過ぎた訳だが、毎日劇場に通っているメンバーの感じ方も我々と同じだろうか?
それはともかく、『レベッカ』は先日、シアタークリエの初演からの通算で上演回数200回を突破した。何よりもご観劇下さった皆さんに感謝したい。本当にありがとうございました。そしてキャスト&スタッフの皆さんにも。お疲れ様でした。
『レベッカ』はこれから大阪へと旅立つ。梅田芸術劇場メインホールで、初日は5月30日である。関西の皆さん、お待たせしました。それ以外の地方の皆さん、禁断症状が出た時は大阪へどうぞ。
帝劇を後にして『SFF&DFF』の稽古場へ。
1970年1~3月の帝劇は『スカーレット』を上演した。『スカーレット』は『風と共に去りぬ』をミュージカル化した作品である。後に執筆された『風と共に去りぬ』の小説版の続編と同タイトルなのでややこしいが、これはそれではない(後に帝劇で続編の方の『スカーレット』も劇化、上演しているので益々ややこしい)。
脚本を担当したのは菊田一夫で、作詞作曲にはブロードウェイからハロルド・ロームが招かれた。演出のジョー・レイトン以下、クリエイティブ・チームはアメリカから、そして日本人キャストで上演された東宝発のオリジナル・ミュージカルである。このミュージカルは後に輸出され、1972年にロンドンの由緒あるドルリー・レーン劇場で1年近くに渡って上演された。
東宝の日生劇場での公演は1970年9月の『ラ・マンチャの男』再演からスタートした。その後日生劇場では、1971年10月に『プロミセス・プロミセス』を、1972年5月には『スイート・チャリティ』を、1974年1月には『シュガー』を、1976年8月には『オズの魔法使い―ザ・ウィズ―』を、1978年8月には『アニー』を上演している。
いま見ても実に魅力的な作品が並んではいないだろうか。
『SFF&DFF』では『プロミセス・プロミセス』から同名のタイトル・ソングを、『スイート・チャリティ』からは「ビッグ・スペンダー」を、『ザ・ウィズ』からは「Ease on Down the Road」を、そして『アニー』からは「トゥモロー」を取り上げる。
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コメント
昔の東宝ミュージカルって、素敵なものが勢揃いしてたのですね。アメリカのドラマGleeを見て、昔のミュージカルの音楽の良さを再発見しました。
このところ、ウィーン物ばかりで飽々していたので、また、ブロードウェイミュージカルも再演して下さい。
投稿: | 2010年5月25日 (火) 01時30分
帝劇千穐楽おめでとうございます!!
存分楽しみました。
演出と照明と美術のタッグがすばらしかったです。
梅劇まで山田さんを追っかけるかも~~
投稿: mimi | 2010年5月25日 (火) 02時15分
祝☆彡帝劇千穐楽!
名古屋→東京と終わりましたね。
残す所…大阪公演のみ。
スタッフ&キャストの皆さんの集大成です。
期待しています。
投稿: カンゴン | 2010年5月26日 (水) 07時40分