『ナンシー』通信
4月20日(火)
午前中は東宝ミュージカルアカデミーへ。
今日より台本とスコアを使用してのレッスンに入る。取り上げるのはあるミュージカルの1場面だが、この課題では、我々がミュージカルを作り上げてゆくプロセスを疑似体験して貰うことと、それを通じて、経験の浅い俳優が注意すべき点を知ることを目的としている。
人は歌う時、無意識に「自分の歌い易い歌い方」をしてしまう。ある程度歌い慣れている人ほど「癖」がある。そのことに気づくことからミュージカル俳優のレッスンは始まるのである。
午後は『ナンシー』の稽古場へ。
稽古場にプロンプターとして参加してくれているのは岸田茜さんである。岸田さんは新国立劇場演劇研修所の第3期研修生である。
毎日稽古前の30分、岸田さんによるストレッチの時間が設けられている。これは参加したい人だけが参加すればよい自由メニューなのだが、出演者の皆さんは全員参加している。演出助手の大江祥彦さんも参加している。なので私も参加しない訳に行かなくなった。『ジキル&ハイド』のファイナル公演の時に作って一度も袖を通していなかったロゴ入りのカンパニーウェア(ジャージ)が役に立つ時が来たのである。
2年前に参加したドリス&オレガの公演の時も稽古前にストレッチをやっていた。あの時はストレッチに加えて筋トレもメニューに含まれていたのだが、筋トレ隊長であった松田美由紀さんによるメニューが日一日とエスカレートして行き、鈍った体が悲鳴を上げていたことも今となっては懐かしい(こちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちらとこちら参照)。
それを教訓として、今回はストレッチと簡単な発声だけにしてもらっている。昨日は飯島直子さんからヨガマットを頂いた。
引っ込みがつかなくなって来た。
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