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『ナンシー』通信

4月14日(水)

  稽古前に舞台美術の打ち合わせ。

  『ナンシー』の美術デザイナーは中根聡子さんである。中根さんとは今までに『恋愛喜劇「青猫物語」』『どんまいマインド』『大騒動の小さな家』などでご一緒した。
  現在、我が国の舞台美術界では女性デザイナーの活躍が目覚ましい。中根さんも大活躍中の1人である。ペンギンプルペイルパイルズや本谷有希子さん、後藤ひろひとさんの作品など、手掛けられている作品も実に多彩である。シアタークリエで昨年5月に上演された『この森で、天使はバスを降りた』も中根さんの美術であった。

  稽古は本日も読み合わせ。

  昨日の読み合わせでは物語の前半に重点を置いてドラマの構造を分析したので、今日は後半を分析、整理した。
  『ナンシー』は1幕劇である。ワン・シチュエーションで、幕開きからラストまでリアルタイムにドラマは進行する。登場人物は7人。7人は全編ほぼ出ずっぱりで、この銀行強盗事件に向き合うことになる。
  このドラマの中には数々の対立がある。スケールの大きい対立もあるが、みみっちい物もある。『ナンシー』では、そんな様々な対立が物語を運んで行くエネルギーとなっている。昨日、今日の読み合わせで注目したのは、「誰と誰が何を争点に対立しているのか」「それを周囲はどう見ているのか」の2点なのだが、それは上記の様な理由からであった。

  明日から立ち稽古に入る。芝居で難しいのは、実は「台詞を喋っていない時間をどう過ごすか」なのだが、明日以降、我々はそのことを大いに思い知らされる筈である。

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