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東宝ミュージカルアカデミー そして『ナンシー』通信

4月13日(火)

  午前中は東宝ミュージカルアカデミーへ。5期生の1回目の授業であった。

  スクール自体は既に先週から始まっているのだが、私は『レベッカ』帝劇版の舞台稽古があったので、今日からのスタートとなった。
  テキストとスコアを用いた通常のレッスンは次週から始めることにして、今日はとにかく5期生の感触を掴むことに全力を傾注した。何しろ、5期生のことは顔も名前も何ひとつ分かっていないのである。
  5期生は今までの受講生たちと比較するとやや年齢層が高い。そして例年以上に男女の比率がアンバランスである。どうすればミュージカルを志す男子を増やすことができるだろうか。「半々」とは言わないが、せめて「2:1」位の割合にはならないものなのだろうか。

  午後は『ナンシー』の稽古場へ。昨日に引き続き本日も読み合わせ。

  『ナンシー』は、ある地方都市の銀行が舞台である。閉店間際に強盗が押し入り、人質を取って行内に立て籠もる。犯人は「警察署長を寄こす様」に要求し、署長は要求に応えて単身銀行内に乗り込んで行くのだが……。
  と言うのが物語の発端である。のっけから大いに緊張感の漂いそうな展開だが(事実緊張感はそれなりに高いのだが)、『ナンシー』はコメディである。話は単純には進まない。
  このドラマにサブ・タイトルを付けるとするならば「署長の一番長い日」と言うのが相応しい、と私は思うのだが、気の毒なその署長を演じるのが西村雅彦さんである。

  銀行内には犯人と5人の人質がいるのだが、その紹介は明日以降に。

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