『レベッカ』通信
2月8日(月)
午前中は東宝ミュージカルアカデミー、午後は『レベッカ』の稽古場へ。階段をひとつ降りるだけであるが。
『レベッカ』は2幕2場、2幕8場、1幕9場を稽古。新しく手を付けたのは2幕8場である。
ここはマンダレイの書斎のシーン。「わたし」を始め、マキシム、ミセス・ダンヴァース、フランク、ファヴェル、ベン、そしてジュリアン大佐が一堂に会する、物語のクライマックスとも言える場面である。疑惑が疑惑を呼び、新たな事実が疑惑を更に深くする。
ここにはファヴェルのショー・ストップ・ナンバー「持ちつ持たれつ」があるが、それ以外は台詞のみ、殆んどストレートプレイである。『レベッカ』には、個性が強いにもかかわらず場面のアンサンブルを壊さないで芝居のできるキャストが揃っている。こういう実力のあるキャストで「書斎」の様な場面を作るは本当に楽しい。
シアタークリエで、これくらいの人数で緻密なストレートプレイがやれたら、さぞ面白いだろうと思う。
芝居の稽古後は「持ちつ持たれつ」のステージング。初演版のステージングを基に、よりスムーズに、華やかにリニューアル。
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