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『レベッカ』通信

2月21日(日)

  ヴォーカル稽古。その後、通し稽古。

  ミュージカルの難しさのひとつに、音楽をドラマに利用することの困難さがある。特に日本語に訳された歌詞は、原語の歌詞より情報量も減るし、音楽のフレーズと日本語の文章がずれたりイントネーションが不自然になったりするので、原語ではそのまま歌えばドラマが成立するものが日本語ではそうは行かない場合が多い。
  そこを、歌い方を工夫したり歌うこと以外の表現で補足することで、翻訳ミュージカルは成り立っているのである。
  今日のヴォーカル稽古も、そのことがテーマであった。通し稽古の前に「音楽の中で如何にドラマを表現するのか」、そのことに踏み込めたのは大きな収穫であった。

  別の稽古場では昨日からオーケストラ・リハーサルが始まっている。明日はもう一度通し稽古だが、オーケストラと合流するのは明後日から。

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