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『パイレート・クイーン』通信

11月1日(日)

  アイリッシュ・ダンスの振り付けを担当するキャロル・リーヴィ・ジョイスさんが稽古場にやって来た。製作発表の行われた8月以来の再会である。
  そして、今日からはアイリッシュ・ダンサー4人を新たにお迎えした。コナー・オサリバン(Conor O’Sullivan)さん、ブライアン・シナーズ(Brian Shinnors)さん、キアラン・ディロン(Ciaran Dillon)さん(以上男性)、そしてキャロルさんのアシスタントも兼務するノリーン・ボイル(Noreen Boyle)さんである。

  稽古では、早速プロローグと、続く1幕1場の導入部を振り付け。
  日本版『パイレート・クイーン』のプロローグはブロードウェイ版とは異なるものになる。オーヴァーチュアに続く音楽が新たに用意され、「Community Dance」とキャロルさんが命名した新ダンス・ナンバーが展開されることになる。
  その「Comunnity Dance」が終わると1幕1場である。すでに先月、立ち稽古の初日に作ったシーンに繋がる、オマリー一族の登場シークェンスがキャロルさんによって作られて行く。
  その2つを新たに作った後、1幕1場の前半をおさらい。プロローグから繋げてみても、我ながら「悪くない」と思える出来で、ひと安心であった。

  ところで、アイルランドと日本とでは9時間の時差がある。稽古が始まる13時も、アイルランド時間では午前4時になる。キャロルさんたちの来日は昨日のことで、と言うことは、5人ともまだ時差ボケの真っ最中である。
  案の定、昨日は到着早々眠りに落ちてしまったと聞く。だとすれば、今朝も暗い内から目覚めていたに違いあるまい。さすがに稽古も17時(日本時間)近くになると、一同ややお疲れのご様子であった(特に男子3名)。が、キャロルさんはそんな素振りを全く見せず、お見事であった。キャロルさんが3度目の来日であるのに対して、4人は初来日だったことも関係しているのかもしれない。

  明日もアイリッシュ・ダンス!

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