『パイレート・クイーン』通信
9月20日(日)
今日は『パイレート・クイーン』デーであった。
まず午前中は衣裳の打ち合わせ。
我々の世界には「香盤表(こうばんひょう)」と言うものがあるのだが、これは「どの場面に誰が何の役で登場するか」が記された一覧表である。その香盤表を基に、どこでどの様な衣裳が必要になるのかを衣裳デザイナーの小峰リリーさんと打ち合わせ。
今日の打ち合わせを基に衣裳のデザイン画が描かれることになる。
午後はアクションの打ち合わせ。
『パイレート・クイーン』は16世紀アイルランドの海賊たちの話である。当時のアイルランドはイギリスとの戦いを繰り返していた。なのでこの作品の中でも何度か戦闘場面が登場する。「海賊vs英国兵」の他にも、男たちのけんか、など、アクションが含まれる場面は多い。
今日はその1回目の打ち合わせ。アクション・コーディネーターは渥美博さんである。
その後、ミュージカル・ナンバーの録音。
オーヴァーチュアからフィナーレまで、つまり『パイレート・クイーン』の全音楽を日本語の歌入りで録音する、と言う作業を行っている。日本語の歌詞をメロディに乗せた時に違和感が生じないかをチェックする為であると同時に、アクション・コーディネーターの渥美さんやステージングの青木美保さんが構想を練るために、そして私や演出部の皆さんが舞台の転換や着替えのための持ち時間などを計算する為に、この録音データが活用されるのである。
今日はその最終回。訳詞の竜真知子さんの立会いの下、歌ってくださったのは音楽監督の山口琇也さん、そして全楽曲をピアノで弾いてくださったのは稽古ピアニストの間野亮子さんであった。
6月から週2回のペースで行われていたアイリッシュ・ダンスのワークショップも先週でひとまず終了した。
その成果の一部は8月17日に東京會館で行われた製作発表でも披露されたが(その時のムービーはこちらから)、ワークショップで講師を務めてくださったTakaさんによれば、ワークショップを終えた今現在はその時よりも格段の進歩を遂げているそうである。
10月からは本格的な稽古が始まる。それに合わせて『パイレート・クイーン』通信もいよいよ本格的に始まる。11月28日の初日まで、どうぞお付き合いくださいませ。
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コメント
こんばんは~
初めてコメントさせて頂きます。
はい
この日を待ってました

「パイレートク・イーン」通信楽しみに読ませて頂きまぁ~す
投稿: doraemon | 2009年9月21日 (月) 20時19分