『TDV』通信
6月11日(木)
午前中は日藝所沢。「演出家と俳優の関係」について学生たちとディスカッション。
午後は『ダンス オブ ヴァンパイア』の稽古場へ。1幕2場、1幕4場を当る。
1幕2場は、トランシルバニアの僻村にある、シャガールが経営する宿屋の食堂が舞台。異様に精力的な村人たちが「ガーリック! ガーリック!」と歌い踊る「ニンニク」のシーンである。そこへ、雪の中で遭難しかかった主人公・アルフレートが助けを求めて飛び込んで来るのだが……。
1幕4場は宿屋の5つの部屋が舞台。アルフレートが教授と宿泊する部屋、宿屋の主人夫妻・シャガールとレベッカの部屋、宿屋の娘・サラの部屋、宿屋のウェイトレス・マグダの部屋、そしてバス・ルームである。ミュージカル・ナンバー「初めてだから」の中で、6人それぞれのドラマが微妙に交錯しながら同時進行する。
どちらもそれほど長いシーンではないのだが、細部の調整を繰り返している内に、あっという間に1日が終わる。そうだった。3年前の初演の稽古も、そんな風にして「あっ」という間に過ぎて行ったのだった。
稽古後は『パイレート・クイーン』の訳詞打ち合わせ。訳詞の竜真知子さん、音楽監督の山口琇也さん、プロデューサーの坂本義和さんと。
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