『ミー&マイガール』通信
5月29日(金)
稽古前に「キネマ旬報」誌の取材を受ける。
今回は「キネ旬MOOK」などの別冊ではなく「キネマ旬報」本誌である。「キネ旬」本誌に「私を舞台に連れてって」と言う連載コーナーがあり(今回の取材を受けるまで知りませんでした。ごめんなさい)、「映画を基にした舞台作品」について取り上げて行くらしい。ただし、毎号ではなく、隔号毎の連載の様だ。
今日話したのは『ダンス オブ ヴァンパイア』について。基になっているのは、1967年に製作された映画『ロマン・ポランスキーの吸血鬼』である。
記事の内容は掲載号をご覧いただきたいのだが、7月の上旬に発売される号だそうなので、興味を持たれた方は是非どうぞ。
さて、『ミー&マイガール』はオケ付き通し稽古。
決して狭くはない帝劇の稽古場だが、オーケストラが配置されると、さすがに我々の居場所はない。僅かな隙間に肩を寄せ合いながら通し稽古を見守った。
塩田さんがタクトを振り下ろし、オーヴァーチュアの最初の音が鳴り響いた瞬間に、早くも私の目頭は熱くなった。3年前の芳雄&玲奈コンビの初演のことや、6年前の東宝版の初演時のこと、宝塚歌劇団による初演の時のこと、そしてブロードウェイの公演のことなど、『ミー&マイガール』の様々な思い出が一気に込み上げて来たからである。
ちなみに東宝版のオーヴァーチュアは、音楽監督の佐橋さんが編曲してくださった東宝版だけのオリジナルである。どの『ミー&マイガール』よりもゴージャスで華やかなオーヴァーチュアだと自負している。
帝劇5月公演『放浪記』も、本日無事に千穐楽を迎えた。と言うことは、いよいよ『ミー&マイガール』の仕込みが始まる訳である。
明日は稽古場最終日。2回目の、そして最後のオケ付き通しである。
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コメント
連日のお稽古お疲れさまです。
来週は舞台のお稽古なのですね。
初日が待ち遠しいです(^o^)
私も2006年公演が蘇って来て、込み上げてきそうです。でもとてもワクワクしています。
投稿: mimi | 2009年5月30日 (土) 09時08分