東宝ミュージカルアカデミー 4期生入学式
4月6日(月)
『シラノ』の稽古は休み。だがいつもの様に稽古場へ。同じ建物の中に東宝ミュージカルアカデミーの稽古場もあるからである。
4期生は38名。これから1年間、人生を左右するレッスンをみっちりと積むのである。
ミュージカル俳優にとってレッスンは不可欠である。レッスンは、アカデミーを修了したってミュージカルを続ける限り付いて回る。だが、今アカデミーで学ぶレッスンと将来夢が叶った時のレッスンとでは、多少その目的が異なるであろう。
今はとにかく身体の基本を作ることが急務である。受講生の中には今までも厳しいレッスンを続けて来た者もいるだろうが、大半は「ダンスは未経験」であったり「本格的に歌うのは初めて」であったり「演技はまったくやったことがない」であったりである。
ミュージカル俳優として成長するために大切なのは、まずは自分の弱点を知ることである。弱点を知り、それをどうやって潰して行くかである。「どうやって潰して行くか」が、すなわち今必要なレッスンである。
受講生ひとりひとりの夢が叶うことを心から祈っている。皆の夢が叶うことは日本のミュージカルを進歩させることに他ならないのだから。
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