『シラノ』通信
3月31日(火)
「幕を上げろ」に続く場面を作る。
ミュージカル『シラノ』は、ほぼロスタンの戯曲通りにストーリーが展開する。
1幕1場の舞台はパリの劇場「ブルゴーニュ座」。バルタザール・バロー作の芝居『クロリーズ』初日の夜、と言う設定である。ここには芝居好きの老若男女が、貴族から平民まで、軍人からスリまで、大勢集まって異様な興奮に包まれている。人々がなぜ興奮しているのか、と言うと(以下、ネタバレを避けるため自己規制)。
そして我らが主人公、剣豪にして詩人、巨大な鼻の持ち主、シラノが登場、『クロリーズ』の主演俳優である(以下自己規制)。
このブログではネタバレを避けるため、いつも内容の詳細には触れないことにしている。どうしても知りたい方は原作戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』をどうぞ。
光文社からは昨年、渡辺守章さんによる新訳が出たし(とても読み易い)、岩波文庫には長年親しまれた辰野隆さん、鈴木信太郎さん共訳の物がある。
今日の稽古ではアクションの渥美博さんが大活躍であった。詳しいことには触れないが、剣豪の話、だからね。
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