『シラノ』通信
4月25日(土)
2回目の通し稽古。
昨日のクリスチャンは浦井健治さんで、今日は中河内雅貴さんであった。それぞれの良さが出たクリスチャンだと思う。浦井さんは育ちの良さであるとか愛情の深さであり、中河内さんは物怖じしない強さであるとか甘さである。
クリスチャンだけではない。シラノの鹿賀さんは言うまでも無く、朝海ひかるさんのロクサーヌ、鈴木綜馬さんのド・ギッシュ、戸井勝海さんのル・プレ、光枝明彦さんのラグノー等々、それぞれのキャラクターと演じる俳優の個性とが融け合って一層チャーミングになって来た。
『シラノ』は日々進化しているのである。
ここでお知らせ。
脚本・作詞のレスリー・ブリカッスさんと音楽のフランク・ワイルドホーンさんが共に来日され、初日(ワールド・プレミアである)の舞台をご覧くださることになった。恐らく、終演後には舞台に上がってくださるのではないか、と密かに期待している。
私はブリカッスさんとは『ジキル&ハイド』初演の初日に、ワイルドホーンさんとは『ジキル&ハイド』3演目の初日に(その後『シラノ』のミーティングでも)お目にかかったのだが、お2人揃ってとなると今回が初めてである。特にブリカッスさんとは8年ぶりの再会となるので楽しみもひとしおである。と同時に、私たちの『シラノ』をどう思われるのか、緊張感もひとしおなのであるが。
| 固定リンク
コメント