『シラノ』通信
4月18日(土)
稽古は休み。午前中は月刊『ミュージカル』誌の取材を受ける。午後は稽古場にて、照明と舞台美術の双方に関わる打ち合わせとテスト。
『シラノ』の美術デザイナーは堀尾幸男さん、照明デザイナーは成瀬一裕さんである。
『シラノ』の為に堀尾さんがデザインした舞台美術は、具体的な、或いは写実的な要素を大胆に排除している。台本に書かれている、または台本から連想される大道具の大半を、堀尾さんは無くしてしまったのである。代わりに1枚のパネル状の壁が常時舞台上に存在している。
「この壁面をどう活用して行くか」が『シラノ』のビジュアルのハイライトなのだが、それは舞台美術の領域と照明の領域、その双方がオーバーラップする領域の話になって来る。なので今日も、両デザイナーに同席いただいて打ち合わせが持たれたのである。
今回は本当にきれいな舞台にしたい。そうなるだろうか。
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