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『ミー&マイガール&シラノ』通信

4月13日(月)

  ミー&マイガール稽古スタート。

  『ミー&マイガール』は、1937年にロンドンで初演されたミュージカル・コメディである。『ミー&マイガール』が現在の、私たちの知っている形に整えられたのは1985年のロンドンでのリバイバル時で、この成功によって 『ミー&マイガール』はブロードウェイへ進出、更には日本へも輸入されることになったのである。
  日本での初演は1987年、宝塚歌劇団の月組が行った。以来、繰り返し上演され、歌劇団の財産演目のひとつとなっていることは御承知の通り。そしてご覧頂く東宝版『ミー&マイガール』である。
  東宝版の初演は2003年。唐沢寿明さんのビル&木村佳乃さんのサリーと言う配役で始まった。井上芳雄さん&笹本玲奈さんの登場は2006年で、今回はその時に続く再演となる。

  今日はアンサンブルさんが全員集合。誰をどの場面、どのパートに当てはめるかを睨みつつ、歌稽古、及び振付を開始した。私はその冒頭に顔を出し、抱負の様なものを手短かに述べた。
  このブログの読者には明白なことだが、現在私は『シラノ』の稽古中である。無事に『シラノ』が開幕するまでは、残念ながら私は『シラノ』の人である。何と言っても『シラノ』は新作なので、『ミー&マイガール』チームの皆さんはどうかご理解いただきたい。

  と言う訳で、『ミー&マイガール』の稽古場を後にし『シラノ』の稽古場へ。

  『シラノ』は本日より2幕に突入。2幕1場を3つのブロックに分けた内の最初のブロックを作る。
    2幕1場の舞台は戦場である。シラノやクリスチャンが属するガスコン青年隊は、今では「アラス包囲戦」に参加している。その戦場に思いがけぬ人が現れて(以下自己規制)。
  このブロックには、男女のコーラスが美しい「パリの思い出」、ド・ギッシュの手柄話にシラノが茶々を入れる「名誉のスカーフ」、そしてクリスチャンとシラノの「さよならの手紙」と言う3つのミュージカル・ナンバーがある。

  昨日の予告通り、今日は忙しい一日であった。この忙しさは7月になるまで続きそうである。

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