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『シラノ』通信

3月26日(木)

  稽古の前に歌詞直しのミーティング。

  訳詞の竜真知子さんを中心に、鹿賀さん、歌唱指導の林アキラさん等と、幾つかのミュージカル・ナンバーの歌詞を手直し。
  歌詞を修正するミーティングは今までも随時行われて来た。譜面上でOKになった歌詞も、繰り返し歌っていると、或いは作品やキャラクターの理解が深化して行くと、他にもっと相応しい言葉があるのではないか、と言うことになる場合が多い。
  翻訳ミュージカルを日本語で上演する場合、イントネーションやリズムの問題、そして情報量の問題で、訳詞作りには相当な困難が伴う。時には日本語でミュージカルを作ることに絶望を感じてしまうことすらあるほどの困難である。
  が、ミュージカルで歌詞はやはり生命線。諦めずに、より相応しい言葉を探して、歌詞直しは初日まで続くことになるだろう。歌詞のことについては竜さんも鹿賀さんも頭が下がる位貪欲である。

  歌稽古はシラノ、ロクサーヌ、クリスチャンで。

  歌詞だけでなく、音楽の方も随時更新されている。
  『シラノ』はまだどこでも上演されていないので音楽スコアが不完全だ、と言うことは以前にも触れた。イントロや間奏やエンディングなどがまだ仮の物なのである。それらが、実際の上演を想定した物に日々ヴァージョン・アップされているのである。
  今日の稽古では、そのヴァージョン・アップされたスコアを使って、ミュージカル・ナンバーの前後の台詞部分も含めて稽古した。歌稽古も少しずつ芝居の稽古に近づいて来ている。

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