『シラノ』通信
3月21日(土)
稽古は休み。だが舞台美術の打ち合わせ。
『シラノ』の舞台美術デザイナーは堀尾幸男さん、照明デザイナーは成瀬一裕さん、そして舞台監督は北条孝さんである。昨年末以来、既に何度か打ち合わせを重ねており、基本的な舞台美術の方向は定まっている。が、立ち稽古を開始するにあたって今一度細部の確認をして置きたかったので、今日は上記の3人に集合していただいた。
私を含めこの4人は結構多忙である。なので、スケジュールを合わせることが一仕事なのだが、これは「4人が売れっ子だ」と言う話をしたいのではなくて、演劇のロングラン・システムが定着していないこの国で演劇を職業として行く為には、ひとつでも多くの仕事を取らなければならないのだ、と言う話である。
閑話休題。舞台美術の方は、もう少しディテールを詰める必要はあるのだが、演出プラン練ることができる所までは来た。一安心。
夜は世田谷パブリックシアターへ。東宝ミュージカルアカデミー3期生の卒業公演『レ・ミゼラブル』観劇。
実に感動的な『レ・ミゼラブル』であった。感動の理由は多々あるが、生徒ひとりひとりの一年間の頑張りと成長を見続けて来たことがどの理由よりも大きい。早いものである。つい先日入学したばかりの様に感じていた3期生がもう卒業なのである。
手探り状態で開校したアカデミーもいよいよ4年目に突入する。3期生と、それに続く未来の卒業生たちの将来が輝かしいものであります様に!
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